ベルセルク
2021年5月6日、漫画家の三浦健太郎さんがご逝去されました。
ベルセルクはここ数年(もっと?)私が一番新刊を楽しみにしていた漫画でした。
初見の印象は「いや、こんなひどい話あるか…」。
救いのないどん底の中でもがきつづける主人公ガッツ。
凄惨すぎる物語は正直苦手ですが、ベルセルクには絶望の中にも一条の光がありました。人間讃歌が根底にある。
壮大なストーリーと狂気を感じるほどの圧倒的な描き込み。遅々として新刊は出ませんでしたが惹きつけて離さない魅力がありました。
1989年に始まり30年。既刊は40巻。
ゴールに辿り着くにはまだまだ山が四つ五つ。明かされていない秘密も山盛り。
「ベルセルクは作者が死ぬまでに終わらない」と冗談で言われていましたが、まさか。
前回投稿した、綺麗に完結を迎えたエヴァンゲリオンとは対照的。
喪失感。
ネットに流れてくる作者を偲ぶさまざまなつぶやきの中に
「三浦先生いわく、ベルセルクはハッピーエンドになる」って、聞いて- との話。
うん。きっと、そのはずだ。
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2021.05.21
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