PENTAXに人の良さを感じる

PENTAXのフラッグシップにK-1というカメラがあります。2016年に発売されて2年、後継機のK-1 Mark IIが発表されました。より高感度に対応でき、手持ちでリアレゾ(センサーを1画素ずつ動かしてどえらい高精細画像に合成)もできるようになったとのこと。
K-1発売当時メーカー側は「頻繁にマイナーチェンジモデルを作ることは考えておりません」というニュアンスのコメントを出していただけに、この早い後継機発表にK-1ユーザーから「チクショー! PENTAXにはがっかりだ」との意見が出ました。気持ちはわかりますがこのあたりの技術って日進月歩ですからねー。
ところがPENTAX。なんと従来機のK-1の基盤を交換してMark II同等の機能へアップグレードするというサービスもやるとのこと。すごい。クルマでいえば2年経ったあとに新開発のエンジンに載せ換えますよという話。しかも54000円で。価格の下がったK-1を買ってアップグレードしたほうがMark IIを買うより安いのではなかろうか。
案の定ユーザーたちは「神! PENTAXは最高」と手のひら返しの高評価のようです。
なんとも誠実な会社ですね。
ところで私はいまだにK-1買ってません。写真のK-7で何の不満も無いもので。
WordPressからInstagramに投稿

WordPressで編集した記事をInstagramに投稿したい人いますかー。ワシ「はいはーい!」トライしてみたのでご紹介します。
まずWordPressにプラグインが必要です。Instagram Auto Posterが出来が良さそうなのでこれにしました。envato marketで20ドル。
購入してダウンロードしたフォルダを開くとzipファイルがあります。WordPressのプラグイン→新規追加→「このページからzip形式のプラグインをアップロードしてください。」に行き、zipファイルを選択してインストール。
有効化できたらSettingsへ。

Instagram login → インスタのログインID
Instagram password → インスタのパスワード を入れます。
How to make auto-posts? → 記事毎にインスタに投稿するか否かを選びたいので「Do not send automatically」にしました。
Crop the image ratio 1:1 when sending? → 投稿する画像の比率をどうするかの設定です。上から順に
「白窓の中に画像全体を入れる」
「画像を正方形でクロップする」
「しない」
となります。一番下を選ぶとインスタのプレビューでは正方形にクロップされた画像が表示されて、クリックすると元の全体の画像が表示されます。インスタはある時期から正方形以外の画像も投稿できるようになったそうなのでWordPressからはこれがいいんじゃないでしょうか。
Delimiter tags 、Replace {URL} in the short link? → 使わないので両方一番下。ちなみにインスタにURLを貼ってもリンクとして機能しないみたいです。
→ インスタにWordPress記事中の何を投稿するかを設定できます。
下記から選んで白窓の中に並べます。
{TITLE} → 記事のタイトルを挿入します
{URL} → 記事のURLを挿入します(リンクにはならない)
{EXCERPT} → 記事の抜粋を挿入します
{CONTENT} → 記事の本文を挿入します
{AUTHORNAME} → 投稿者の名前を挿入します
{SITENAME} → ブログ/サイト名を挿入します
{CATS} → 記事のカテゴリーを挿入します
{HCATS} → 記事のカテゴリーをハッシュタグとして挿入します
{TAGS} → 記事のタグを挿入します
{HTAGS} → 記事のタグをハッシュタグとして挿入します
Save Changesで設定終わり。
WordPressで新規追加で投稿を編集します。

↑このような新たな設定窓が編集画面右上に追加されています。ここにあるResend to instagramを押せばいつでもインスタに投稿できます。
普段WordPressブログではアイキャッチ画像を設定していませんでしたが、アイキャッチ画像を設定していないとインスタに投稿できませんでした。
前の投稿にいくつかタグを追加してインスタにアップしたものがこれ。
https://www.instagram.com/p/Bee2v9HHCGC/?taken-by=designnomorishita
WordPressのビジュアルエディタにつきものの が出てきてしまう問題はありますが、こんなふうに投稿できます。
安藤忠雄展-挑戦-

2017年9月27日(水)—12月18日(月) 国立新美術館
安藤建築は快適さだとか便利さとかそういったことではないですね。モニュメントのようです。建物自体のパワーがすごい。住居よりも教会や美術館など非日常の場で真価を発揮するようです。21_21での展覧会は通常の箱型美術館で観るものとは明らかに気分が変わるし、直島の一連の施設での現代美術との相乗効果もすばらしいものでした。
安藤さんの作品には建築のための建築ということを感じます。目的はもちろんそれぞれあるんでしょうけど、個が強く感じられます。
かつての巨大建築は信仰や宗教のために生まれたそうです。建物の高さは死者の魂を天に届けるためであり、大きさは人々を威圧して神聖を感じさせる必要があったからとか。しかしこの展覧会で安藤さんが手がけた建造物を見ているうちに、果たしてどうだったのかと考えました。
巨大なモノを見たときに感じる畏怖や興奮は文明文化以前に動物的な感覚です。子どもは目的なんて考えずにおもちゃを高く積み上げたり、砂で大きな山を作ったりします。太古の人々が巨大な石を積み上げたのは何かのためにというよりもただ「なんだかすごい!」ということだったのかもしれない。神のため王のためが始まりではなく、建築のための建築みたいなことをやっていたのかもなと。
建前をとっぱらえば今も昔もそれが自然な人間の欲求でしょう。展覧会タイトルは「挑戦」。現代でそれをやり通す挑戦という意味も含まれているんだと思います。

君たちはどう生きるか

今年の2月、宮崎駿監督が引退を撤回し長編映画の制作に復帰したことを公表。ハヤオフリークの私としては「そうなるでしょうな」と何の疑問も驚きもなく素直に歓迎しました。
そして10月、制作中の新作タイトルが「君たちはどう生きるか」になることが判明。吉野源三郎が1937年に発表した作品の映画化、ということではなく、この本が映画の主人公にとって大きな意味を持つということらしい。ハヤオフリークの私としては「読みましょう」となるわけです。
主人公は中学生のコペル君こと本田潤一。コペル君というのはあだ名でその名を付けたのは母の弟で法学士の「叔父さん」。コペル君と叔父さんのやりとりを中心にストーリーが展開されていきます。
この本が発表された80年前の日本といえば軍国主義が勢力を強めていた時期。時勢の悪い影響から少年少女を守りたい、次の世代を担う子どもたちへ偏狭な国粋主義や反動的な思想を越えた、自由で豊かな文化があることを伝えておかねばならない、との想いで記されたものだそうです。
道徳や倫理の話を「こういうことが正しいんだ。だからこうしなさい」と一方的に子どもに伝えても「ほーん」と聞き流されたり、従ったとしてもなぜそうしなければいけないのかという本質の部分が希薄になりがちだと思います。この本がすばらしいのは倫理の話を興味深いストーリーとして描き、叔父さんの自然哲学を交えた例え話で子どもにも理解しやすく腑に落ちるように表現してあるところです。いや、語弊があります。この本は目的ありきで書かれたとは思えないほどエンターテインメントです。コペル君の気持ちにリンクして物語にグイグイ引き込まれていきます。「面白い話だった。結果として倫理についての話だった。」という説明のほうが正しい。
宮崎監督が次回作をこのタイトルにした意味はよくわかりました。毎回作品の内容は変わっても一貫して言い続けているのはこのことなんですよね。
子どもが大きくなったら宮崎作品とともにこの本を薦めたいと思います。
おじいちゃん、死んじゃったって。

2017年11月4日(土)—
テアトル新宿、テアトル梅田、Denkikan
私、ワーキャーもの以外の作品を観に映画館に行くことはほぼありません。しっとりした映画が嫌いとかそういうことではなく、どうせ大画面大音量で観るなら爆発系だろうという単純な理由です。なぜこの映画に足を運んだかというと監督が知り合いだからです。
どんなストーリーかはリンク先の予告編を観ていただくとして
おじいちゃん、死んじゃったって。
兄と弟、夫と妻、主人公と彼、姉と弟、兄と妹、父と娘、叔母と姪、叔母と甥、いとこ同士、おばあちゃんと孫…。家族・親族の関係性の描き方がリアルですばらしかった。自分もその場にいて横で見ているかのよう。
みんなクセが強くて終始ケンカばっかりしてるんです。言ってみれば不快なシーン連発なんですが、何やってんだと笑えてくる。そして、ふいにほろっとさせられる。こんなテーマがしっかりエンターテインメントになるんですね。
単純に「家族っていいものだよね」なんて言えない。さまざまな感情が渾然一体になっている。でもそういうものなんだと。家族とは、死とは、人生とは。規定されるものでも誰に教えられるものでも無い。答えが欲しければ、この混沌の中から自分で見つけて自分で手に入れなければと。この映画には説教くささもメッセージの押し付けもないけれど、そんなふうに感じました。
映画館に104分、まっすぐ画面を見て他に何もしない、何にも邪魔されない。だからこそ味わえるものもあります。監督の森ガキ君は「映画というのは、いい意味で観客を監禁」という表現を使ったらしいですが、ほんと、そうですね。エイリアンが出てこなくても大爆発がなくてもまた映画館に行こうかな。
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