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マスメディアンの雑誌広告が「匠の文字とデザイン」に掲載

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デザインにおいての文字の扱い方を特集した本「匠の文字とデザイン」に私がデザインしたマスメディアンの雑誌広告が掲載されています。

グラフィックデザインの中で文字というのは、映画における主演俳優みたいなもので、とても重要です。同じセリフでも話す人(書体)が違えば雰囲気が全く変わるし、どのような演技(文字の大きさ、文字間、行間、処理)をさせるかでも全体の印象が大きく変化します。

こういったデザイン事例の本というのは、昔は種類も少なくて1万円オーバーが相場という高額書籍でしたが、最近は多種多様なものがありますし、3千円代ぐらいのものも出てきてありがたいですね。こちら3800円+税となっております。

 

 

 

ラムネ温泉館

藤森照信さんの建築物は九州にもあります。知っているのは3つ。まず福岡の一本松ハウス。実はウチの近所にあるんですが一般の方のお住まいなので中を見せてくれというわけにはなかなか……。2つ目、熊本県立農業大学校学生寮。ここも部外者がノコノコ入れるところではなさそう。3つ目が大分県竹田市のラムネ温泉館。ここは公衆浴場なのでたっぷり満喫できます。ラムネ温泉は名前の通り炭酸を含んだ温泉で高血圧症、冷え性、疲労回復に良いとか。行って参りました。

 

 

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あった!と言うより、いたー!と言いたくなる建物。

休日ということもあったのでしょうが、駐車場は満杯。かなり盛況のようです。来られている方の話しぶりから藤森建築目当てというよりもラムネ温泉目当ての方がメインのようです。そりゃそうか。

 

待合美術館棟 受付、待合室、手前と二階は美術館になっています。

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家族湯棟 家族でゆったりできるらしい。人気で順番待ち。

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ラムネ温泉棟 左右で男湯、女湯に分かれています。

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壁は焼杉と漆喰。焼き焦がした表面の炭素層で耐久性が増します。間の漆喰は木材の歪みを吸収する役割。見た目にも白黒のリズムで軽くなっていいですね。

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屋根材は銅板。手で曲げているらしい。

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それぞれの屋根のてっぺんには松が生えてます。かわいい。松は長寿のシンボル。

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待合美術館棟ベランダから。ラムネ温泉棟へは小道でつながっています。生えているのは笹。

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笹の小道を走る子ども。

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まわりはこんな感じ。のんびりとしたいいところです。笹の中に佇んでいる犬人間は、辻畑隆子さん作オンリーワン。

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お風呂の写真はさすがに撮れなかったんですが

浴室へは背を屈めて茶室のにじり口のような小さな扉から入ります。ここの施主が子どもの頃ラムネ温泉に入る時は炭酸ガス中毒にならないようにローソクに火を灯してお湯に浸かり、火が消えたら風呂から出るようにしていたと。それを藤森さんが聞いて「狭い空間に火が持ち込まれて湯が立つ空間といえば茶室」と設計のヒントにしたらしいです。
浴室内は漆喰の壁に真珠貝が散りばめられていてまさにラムネの泡のようです。暖炉もあります。浴室内には3種ありまして、高温汗室(サウナ)→32度のラムネ温泉→42度のにごり湯、という順に入ると良いとか。ラムネ温泉は肌に泡がつく程度かなと思っていたんですが、いい具合に炭酸のプチプチを感じるレベルです。温度が高いと炭酸が抜けてしまうので32度なんでしょうか。冬は寒いかも。

 

 

待合美術館棟の模型らしきものと嵐山光三郎さんの句碑。

青蛙露天のふちに眠りおり

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シンボルマークのアートワークは南伸坊さん。路上観察学会つながりですね。

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また行きます。

 

 

 

カメラ買いました

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スマホのカメラはメモ的な撮影には充分なのですが、写真を撮っている気分にはならないです。やっぱりいい画が撮れて常に持ち歩けるコンパクトデジタルカメラが必要だなと、いろいろと候補を見ました。動作スピードの問題だったり、広角レンズしかなかったり、本体サイズが大きすぎたりでなかなか自分の用途にピッタリ合うものに出会えずはや幾年……そもそも本当に必要だったのかどうかすら怪しくなるぐらい決めあぐねていたのですが、ようやくこれだなというものを手に入れました。

SONYのRX100M3というカメラです。

 

とても小さい。iPhoneと比べる。GRと比べる。

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一番のお気に入りポイントは、この大きさでよく入ったなというファインダー。

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メモリー機能で電源を入れた時から50ミリになってくれたり、ボタンひとつでマニュアルフォーカスにできたりと、カスタマイズが豊富です。これはいいものだ。

 

とは言え撮影のために出かける時はフィルムカメラを持っていくと思うんですが。