DESIGN NO MORISHITA NO BLOG LOGO

YAZAWA

_DSC6670
昔買った永ちゃんのオフィシャルタオル。
何回YAZAWAが出てくるかかぞえて欲しい。
さすがに最後のPRESENTED BY -は「そらそうでしょう」と言わざるを得ない。
タオルひとつにもあふれる様式美。いや、タオルがシンボルか。
最高。

 

RX100M3

 

岩田さん

iwatasan01

 

2015年7月11日、任天堂代表取締役社長の岩田聡さんが亡くなりました。
すぐれたプログラマーとして数々の傑作ゲームを生み出し、ニンテンドーDSやWiiなどの新しいコンセプトのゲーム機でゲーム人口の拡大に貢献した人物。華々しい功績はもちろん、ほぼ日で紹介されてきた岩田さんの仕事に対する考え方、リーダーとしての考え方に表れてくる優しい人柄がまた魅力でもありました。

 

先日7月11日。糸井さんの「今日のダーリン」に岩田さんの話が。
そうか、確か本が出てたぞと思い出し、発売から一年経ってしまいましたが読むことができました。

 

元プログラマーだからなのか、経営やマネジメントの判断がとても理にかなっていて腑に落ちやすい。それでいて0か1かという割り切りではなく、「関わる人がハッピーかどうか」という温かみをベースにした柔軟な考え方をされています。(と、インスタでは書きましたが、ちょっと違いますね。考え方は0か1なんだけど業績の数値で判断するのではなく、人がハッピーかどうかを最優先にされている。が正しいかも)
強みの把握、目標設定、選択と集中、成功体験の危うさの話を、難しいビジネス用語は使わずに平易な言葉で説明されています。誰にでも理解できる話し方を意識しているんでしょう。このあたりは糸井さん〜ほぼ日の文体と共通しています。

 

岩田さんが重要視していたのが社員一人ひとりとの面談。最初のHAL研究所の社長だった時は90人ぐらいの社員全員と。任天堂時代はさすがに全社員は無理だけど企画開発部の社員全員と。200人以上いたそうです。

 
『自分がどんな会社で働きたいかというと、「ボスがちゃんと自分のことをわかってくれる会社」や「ボスが自分のしあわせをちゃんと考えてくれる会社」であってほしいと思ったんですね。』

 
いい上司だったんだろうなぁと。うまくいくわけだと。

 

でも岩田さんのやり方をメソッド的になぞっても実践するのは容易じゃないと思います。
「働き方」じゃなくて「生き方」だから。

 

『自分は、ほかの人がよろこんでくれるのがうれしくて仕事をしている。それはお客さんかもしれないし、仲間かもしれないし、仕事の発注者かもしれないけど、とにかくわたしはまわりの人がよろこんでくれるのが好きなんです。まわりの人がしあわせそうになるのが自分のエネルギーなんです』

 

これ誰かに面と向かって言えますかね。自分に嘘があったら言えない言葉です。本気でそう思って本気で実践されてた。利他の生き方。

 

本の後半、親しかった任天堂の宮本茂さん(マリオ、ゼルダの生みの親)、糸井さんが岩田さんを語ります。
温かい関係が伝わってきます。亡くなって悲しいということより明るい話ばかり。目頭が熱くなります。

 

 

リーダーのあり方、チームのあり方として見ても、今盛んに言われている考え方に通じる内容だと思います。それを随分前から実行されていた。
これはビジネス書、なのかな。
でもこれからのビジネスはこういう温かいことなんだと思うし、そうあってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

波と風

_IGP5785 _IGP5857 _IGP5783 _IGP5784 _IGP5865 _IGP5852 _IGP5863

 

PENTAX K-7
FA31

 

 

高野文子

IMG_4422

 

「なんてこった。」

 

陰影。漂う不穏な空気。
独特の構図、カメラアングル。
意味ありげに描かれるコマの数々。
これは、主人公にまずいことが起きるんじゃないか。
いわゆる「フラグ」を感じる。

 
ところが予想はことごとく外れる。
ストーリーの先も読めない。
結局、はっきりしないまま話は終わる。
しかし、言葉にできないだけで、ある種の感情が残る。

 
最初から読み直す。感情はさらに膨れ出す。
コマの役割に気づく。人物の動きの意味がわかってくる。
結果、冒頭の言葉を発してしまう。
漫画の結末に対してではなく、作者の感性と表現への執念に対して。

 
日々、いかに自分が凡庸な演出を受け入れてしまっているか、
いかに自分のセンサーが鈍っているかを突きつけられる。

 
歌人の穂村弘が自身の憧れの人たちと対談する「あの人に会いに」という本に高野文子が登場する。
本人がどういう姿勢で漫画を描いていたか、ほんのちょっぴり明らかになった。

 
その本のまえがきにある、対談した人たちに向けた穂村弘の言葉。
「目の前に奇蹟のような作品があって、この世のどこかにそれを作った人がいる。その事実があったから、つまり、あなたがいてくれたから、私は世界に絶望しきることなく、生き延びることができました。本当にありがとうございました」

 

おおげさじゃなく、自分も本当にそうだったと思う。

 

 

 

 

すいか

IMG_43902

 

仕事でぴらっと植木へ。植木といえばすいか。
姉情報によればフィーチャリングすいかの道の駅が出来たらしいので行ってみました。

 

すいかだらけ。ありすぎて迷う。
ぐるぐる見て回ると、一片の悔いも残らなそうな名前のやつを発見したのでこれに決定。
 
包丁を入れるとバキバキと音を立てて割れていく。この音は美味いやつ。
かじったとき金属音がするぐらいのが好き。これは歯ごたえも甘さも理想的でした。
 
息子としむけん食いしました。お家でできる夏満喫。

 

 

 

iPhone

RX100M3