吉岡徳仁展―トルネード
2015年7月2日(木)—8月2日(日)
佐賀県立美術館
佐賀県立美術館のリニューアル記念として、佐賀県出身の吉岡徳仁さんの展覧会が開催されています。
九州初の個展らしいです。
メインの展示は200万本以上のストローを使って竜巻を表現したトルネード。室内ですが、光が散乱してまるで霧の中にいるかのように錯覚してしまいます。
薄い紙をハニカム構造で強度を高めた椅子「ハニーポップ」、水の塊のようなベンチ「ウォーターブロック」、自然の結晶が成長することで姿を現す椅子「ヴィーナス」などの代表作もトルネードの中に調和しつつ展示されています。
最後に広い空間で動画が公開されています。40分弱ありますが、過去から現在までの作品が美しい映像でまとめられており必見です。
吉岡さんの作品は、水、風、雲などの自然現象から着想し、それをシンプルな素材で再構成することを追求されているのですが、体験してみると、実際に自然を前にした時に感じる驚きの感覚「センス・オブ・ワンダー」に近いものが沸き上がってきます。ぜひ生で見ることをおすすめします。
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2015.07.26
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