DESIGN NO MORISHITA NO BLOG LOGO

国立西洋美術館

_DSC4392

上野公園にある日本唯一のコルビュジエ建築物、国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されました。早速入場者の行列ができているみたいです。

世界遺産だからかなり珍しい建築物が見られるのではと期待して出かける人もいるでしょうけど、近代建築は文字通り現在の身近な建築につながっているものなので気にして観察しないと「案外普通だな」と思われる可能性もあります。出口のつもりで作られた正面の階段や屋上など現在は公開されていない箇所もあるので建築に込められた意図全てを体験することはできませんが、これを機にコルビュジエが提唱した近代建築の五原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面)や、人体と黄金比で建造物の寸法を決めた「モデュロール」などの考え方が一般の人に広まるのは意義深いことだと思います。

 

_DSC4396

西洋美術館の向かいにある東京文化会館。なんか似てますよね。コルビュジエの弟子、前川國男の作です。特にこの庇はコルビュジエのチャンディーガルの議事堂そっくりです。コルビュジエは西洋美術館設計の際に、美術館周辺を広大な文化広場とするプランも考えていたそうです。実現には至らなかったけれど、弟子の前川國男がその構想を継いで西洋美術館に呼応するような建築物にしたのではと。

 

 

 

_DSC4389

西洋美術館屋外にあるロダンの地獄の門も必見です。

 

 

webサイトをリニューアルしました

webss

d-morishita.com

 

何度目かのリニューアルです。また見やすくなったはず。

大きく変わったのはこちらの使い勝手のほうで、超簡単に更新できるようにしました。継続のためには使いやすいというのは大切なことですよねー。

 

 

 

ジブリの大博覧会

0518261g

2016年7月7日(木)—9月11日(日)

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー

 

スタジオジブリ30年間の歩みを振り返る展覧会です。

鈴木敏夫プロデューサーが開幕直前に無理を言って入場料を2,300円から映画と同じ1,800円に変更させるというニュースもありました。小アクシデントを宣伝に転換するお家芸も健在です。

今回の内容は宮崎駿・高畑勲監督をフィーチャーして制作現場を紹介するのではなく、鈴木敏夫さん側のプロデューサー目線での作品紹介という印象でした。

当時のポスター、新聞広告、販促グッズをメインに、企画書、スケジュール表、宣伝制作のメモ、コピーライター糸井重里さんと鈴木さんとのやり取りなど膨大な資料を見ることができます。トトロや猫バス、迫力の飛行船など立体物も多数展示されています。

 

laputas

 

0518262ss

当時子どもながらに「風の谷のナウシカ」にただならぬ雰囲気を感じていたんですが、プラモデルのボックスアートで知られる高荷義之さんがポスターを描いていたり、タイトルロゴを「ゴジラ」をイメージしてデザインしたということを知って、なるほどその影響だったのかと納得しました。

 

宮崎駿監督の影響でものづくりの仕事を志し、糸井重里さんの存在を知って広告業界をめざした自分にとってはまさにルーツが凝縮されたような空間でした。

 

 

 

市村記念体育館

0518874

0518868

コルビュジエに師事した坂倉準三の設計。

リコーの創業者 市村清が郷土である佐賀県に寄贈したものとのこと。

現役の体育館です。

 

 

makina 67

PORTRA160