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父の足跡を訪ねて[後日談]

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3月の終わりに投稿した、父の大学時代の下宿先を探した話

下宿先を探した後、もう何年も話していなかった叔父に連絡を取り、当時の父のことを聞いた。叔父は昔と変わらない調子で、私も久しぶりに声が聞けたうれしさがあった。

 

それからたった3か月。その叔父が亡くなった。入院していて容態が良くないと聞き、すぐに病院に行ったが話す機会はなかった。私が3月に電話した時にはもう病気のことはわかっていたらしく、電話では言いにくかったのかな、と思う。

 

東京の父の下宿先に何年も前から行ける機会があったはずなのに、なぜあの時期にふと思い立ったのか。

取り壊される家に呼ばれたのかと思っていたが、父からの「おじちゃんに連絡しなさい」というメッセージだったんだと。

あの時気になった意味はわからなかったけれど、行動しておいてよかった。亡くなる前に話ができてよかったなと思う。

 

写真は学生時代の叔父(右)と父。